プレゼンテーション=言葉のプレゼント
2019年3月31日放送
「絶対伝わる!プレゼンの魔術師が教える超絶プレゼン術」
テーマは「プレゼン術、相手の心をつかむ話し方」
プレゼンテーションはビジネスの商談、記者会見、インタビュー、SNSなどでアスリートに必要な力という事で、今回取り上げられてありました。
人の心を揺さぶる言葉とは・・・。
今回のゲストは、澤 円(さわ まどか)
ゲストは
外資系IT企業の社員12万人の頂点に立った、
世界的プレゼンの魔術師
澤 円(さわ まどか)
株式会社圓窓(えんそう)代表取締役
「マイクロソフト伝説のマネジャーの世界No.1プレゼン術」の著者でもある。
澤さん曰く、
「人に何かを伝えるものは、全部プレゼン。」
プレゼンのテクニック
1.得られる体験を伝える。
2.明るい未来をイメージさせる。
番組内で、Jクラブ強化担当の方が選手スカウトの際に使う言葉を紹介してありました。
「君の成長につながるよ。」
現在の評価だけでなく、未来を見据えている事をアピール。
澤氏は、
「体験を伝えている」
「未來をイメージさせる」という点を評価してある。
未来があると人は行動しやすくなる
という事だ。
言葉の引き出しを増やすためには?
番組内で、澤氏に質問がありました。
①「言葉の引き出しを増やすには?」
澤氏のアドバイスは、意外にも簡単な方法で、
なるべくたくさんの人に会って質問をする(同じ質問でも良い)
人の数分の答えが返ってくる。
そうやって、
言葉のライブラリーを増やしていく
質問をして相手からプレゼントしてもらうというのが大事。
②「交渉が不利な時に、最後に逆転するためのプレゼンの極意が知りたい」
例えばビジネスの世界で、
交渉相手に決定権がない場合、
その人の上司を見据えてプレゼンすれば、
うまくいく可能性が高まる。
言葉をプレゼントして、持って帰ってもらい配ってもらう。
まさに
「プレゼンテーション=言葉のプレゼント」
だということ。
また、修飾語を使うことも大事だと。
ちょっとオーバーな言葉だったり、
イメージを喚起しやすいような
飾り言葉があると、
受け入れる方は受け入れやすくなる。
そのような言葉を
プレゼンテーションの中に散りばめるのは、
とても効果的であると。
好印象を与えるテクニック
好印象を与えるテクニックの一つは、
「音程」
好印象を与える締めの挨拶
ありがとうございましたの語尾を
「ドレミファソ」の
「ソ」の音を目指して上げる。
語尾を下げずに、
あげる事が大事。
損する言葉の使い方
損する言葉の使い方は、
あえて難しい言葉を使ったり
大人ぶった背伸びしたような物言い
とのこと。
本心から出ていない言葉は
熱意が下がるので、使わない方がよい。
イチロー選手現役引退会見での3つの極意
イチロー選手の現役引退会見で、3つの極意がある。
というか、
イチロー選手が引退して、もう2年が経過しているなんて・・。
3つの極意
1.最初のひと言
2.間の取り方
3.質問者以外も参加できる問いかけ
まず一つ目の、最初のひと言
「こんなにいるの!ビックリするわ!」
自分の気持ちと伝えると同時に、
場を和らげるようなアイスブレイクができている。
アイスブレイク=緊張を解きほぐすこと
これをする事により、
自分も相手も発言しやすい空気を作り出すというテクニック。
アイスブレイクのポイントは
最初に「私スゴく緊張しています」と言うことがアイスブレイクになる
オーディエンスを巻き込む事ができる。
続いて、間の取り方
間が素晴らしい。
言葉を選んでいる、
考えているという間で引き込まれていく。
次にイチロー選手は
何を言うんだろうと期待させる。
また、重みを出していく。
そして、表現ひとつひとつが
シンプルな言葉であり
噛み締めるように発言する事で、
オーディエンスとしては心に染みる。
最後に、質問者以外も参加できる問いかけ
イチロー選手は記者からの
質問に答えた後に、
「僕おかしな事を言っています?」
と言う事を何度も使用していた。
このような問いかけがあると
質問した以外の人も
自分に話しかけられているような気持ちになれる。
よって、インタビュアー以外も参加できる問いかけをする事により、
場の一体感が高まり、
共感を生みやすくなる。
イチロー選手は、
プレイヤーとしてだけでなく、
プレゼンターとしても一流だった。
Jリーグに興味がない人をスタジアムに行きたくさせるプレゼン
澤氏が番組最後に、
Jリーグに興味がない人をスタジアムに行きたくさせるプレゼンをされました。
「まだJリーグを実際にスタジアムで観た事がない方もいらっしゃるじゃないかなと思うんですよね。
そういう方は是非行っていただきたいと思います。
というのも、例えばJリーグの試合の結果というのはスポーツニュースを見れば分かるわけですよね。
だけど、スポーツって「結果を見て楽しむもの」そうじゃないんじゃないかなと思うんですよね。
実をいうと、Jリーグの試合って僕も何度も行っているんですけれども、
とにかくそのスタジアムがある最寄り駅に着いた時からスゴくワクワクするんですよね。
もっと言うと、そこに着くまでの電車の中でもすでにワクワクが始まっています。
それそれが想い想いのタオルを巻いたりとかユニフォームを着たりとか、
メガホンとか持ったりしているわけですよね。
そうゆうのを見るだけでもワクワクしますし、
なんと言っても行っていただいたら、もうすぐ分かります。音なんです。
スタジアムで聞こえる音っていうのはTVでは絶対に聞こえない音がたくさん聞く事ができます。
共鳴しているような音だったりたか、勿論ものすごい歓声。
そして意外と聞こえるのがプレイ中のボールを蹴る音。
そういった音というのを実際に現地で感じると、一発でファンになります。
ぜひ、これを体験するために、
皆さんはまず自分が行けるスタジアムの道順を調べていただいて、
そしてチケットを買って、是非行ってみてください。」
本当にイメージが湧きますよね。
この中でのポイントが3つあります。
ポイント①疑問で惹きつける
「結果を見て楽しむ・・・そうじゃない」
ポイント②そこでしか得られない体験を伝える
「サッカーの魅力は”音”」
ポイント③ハッピーな未来を想像させる
「一発でファンになります」
まとめ
サッカー経験はないが楽しく観ている「FOOT×BRAIN」。
この番組は、サッカー番組なのにサッカー意外にも役に立つ情報が得られる番組だから良いですよね。
今回、プレゼンを取り上げてありましたが、
番組内で紹介されてあったのはほんの一部で、
プレゼンというのはもっと奥深いのだろうと思いました。
「人に何かを伝えるものは、全てプレゼン。」
「プレゼンテーション=言葉のプレゼント」
良い言葉ですね。
今回の放送を観て、
プレゼンテーションのイメージが少し変わりました。
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